個人事業主、フリーランス、自営業を営む方のふるさと納税上限額の計算方法は、給与所得のみのサラリーマンとは全く異なります。自営業者が損をせずにふるさと納税を活用するための要点を解説します。

個人事業主と会社員の上限額計算の違い

サラリーマンの場合、年収(支払金額)がわかれば給与所得控除額が自動的に決定されるため概算が容易ですが、個人事業主の場合は「売上 - 経費 - 青色申告特別控除 = 所得金額」となり、この所得金額をベースに計算します。

また、個人事業主には「社会保険料控除」の実額が会社員のように給与天引きで決まっていないため、国民健康保険料や国民年金保険料の総支払額を自分で把握して所得控除に含める必要があります。

青色申告特別控除(最大65万円)の影響

青色申告を行っているフリーランスの場合、最大65万円の特別控除を引いた後の所得を基準にふるさと納税の上限額を算出します。この特別控除があるおかげで税金は安くなりますが、ふるさと納税の上限額自体は控除がない場合と比べて少し下がります。

ふるさと納税は「経費」にはならない

よくある勘違いとして「ふるさと納税の寄付金を事業の必要経費にできるか」という点がありますが、経費にはできません。確定申告書の「寄付金控除」欄に記載し、プライベートな所得控除として税金を安くする仕組みです。

個人事業主がシミュレーションする最適な時期

フリーランスは12月末まで売上や経費が変動するため、会社員のように早い段階で寄付額を確定するのが難しいです。そのため、11月〜12月頃に売上着地予想を立て、精密な確定申告シミュレーションを行った上で、年内に寄付を完了させるのがベストです。

当サイトの「精密シミュレーター」は、個人事業主の所得金額や社会保険料の実額をダイレクトに入力して計算できるため、自営業者の方でも非常に精度の高い試算が可能です。